映画で学ぶTOEIC英文法

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バック・トゥ・ザ・フューチャー/ダイアローグ3

マーティが学校の正面玄関に歩いていくと、彼女のジェニファーが近づいてきます。

物語を最初からお読みになりたい方は、こちらからどうぞ。

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MARTY: Oh, Jennifer. (あっ、ジェニファー)

JENNIFER: Marty, don't go this way. Strickland is looking for you. If you get caught, it'll be four tardies in a row. All right, come on. I think we're safe. (こっちはダメ。ストリックランドがあなたを探しているわ。もし見つかったら、4日間連続で遅刻になる。いいわ、来て。大丈夫だと思う)

MARTY: You know, this time, it wasn't my fault. The Doc set all his clocks twenty-five minutes slow. (あのね、今回は僕のせいじゃないんだ。ドクが時計を全て25分遅れにしてたんだ)

STRICKLAND: The Doc? Am I to understand you're still hanging around with Dr. Emmett Brown, McFly? A tardy slip for you, Miss Parker. And one for you, McFly. I believe that makes four in a row. Now let me give a nickel's worth of free advice, young man. This so-called Dr Brown is dangerous. He's a real nut case. You hang around with him, you're gonna end up in big trouble. (ドク。お前はまだエメット・ブラウン博士と付き合っているのか、マクフライ。遅刻カードだ、パーカー。 そして、これはお前のだ、マクフライ。これで4日連続だな。お前に無料で忠告してやろう。このブラウン博士という人物は危険だ。狂人なんだ。彼と付き合っていたら、ひどい目にあうぞ)

MARTY: Oh, yes, sir. (あー、はい)

STRICKLAND: You've got a real attitude problem, McFly! (態度に問題があるぞ、マクフライ

Vocabulary 

tardy 遅刻した in a row 続けて fault 責任 slip 小さな紙 nickel 5セント硬貨 so-called いわゆる nut case 狂人

Study 

Strickland is looking for you. 主語+be動詞+現在分詞で、動作がある時点で進行していることを表す。詳細はこちらへ。

If you get caught, 受動態のget+過去分詞で、~の状態になる。cf.) I got surprised. (驚いた)

you're still hanging around with Dr. Emmett Brown, hang around withで、~とつるむ。cf.)The people I used to hang around with were much older than me. (付き合っていた人たちは私よりもずっと年上だった)

you're gonna end up in big trouble. gonnaはgoing toの略。カジュアルな表現だが、決して失礼な表現ではない。cf.)Are you gonna come to the party tonight? (今夜はパーティーに行く予定ですか)詳細はこちらへ。

To be continued‥(続きはこちらから)

had better+動詞の原型

〈had better+動詞の原型〉で、(~した方がいい)という意味になります。「had」は「have」の過去形ですが、時制は現在です。

Example

1, You had better leave him alone. (彼を一人にしておいた方がいい)

2, You had better not take the bus. (バスには乗らない方がいい)

Study  

1, 〈had better + 動詞の原形〉(~した方がいい)命令・指図を表す。とても強い表現になるので、目上の人に対してはshouldを用いた方がいい。cf.)You should leave him alone. 

2, 〈had better not + 動詞の原形〉(~しない方がいい)否定形はhad betterの後ろにnotを付ける。

関連ダイアローグ‥

バック・トゥ・ザ・フューチャー/ダイアローグ1

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー/ダイアローグ2

前回の場面の続きからです。

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DOC: Good. l'll see you tonight. Don't forget now,one fifteen A.M., Twin Pines Mall.(よし、今夜会おう。忘れるなよ、午前1時15分にツイン・パインズ・モールだからな)

MARTY: Right. (分かったよ)

DOC: Are those my clocks I hear?(聞こえているのは私の時計か)

MARTY: Yeah. Uh, it's, uh, it's eight o'clock. (そう、8時だよ)

DOC: Perfect! My experiment worked! They're all exactly twenty five minutes slow! (完璧。実験は成功だ。全部正確に25分遅れている)

MARTY: Wait a minute! Wait a minute! Doc, are you telling me that it's eight twenty five?(ちょっと待って。ちょっと待って。ドク、8時25分だって言ってるの)

DOC: Precisely.(その通り)

MARTY: Damn! I'm late for school.(くそ。学校に遅れる)

Vocabulary 

experiment 実験 precisely 正確に 

Study 

Are those my clocks I hear? 名詞の後にコンマなしで主語+動詞が続くときは、関係代名詞の省略を疑う。他動詞の後に目的語が無ければ、それが正しい。詳細はこちらへ。

I'm late for school. be late for ~で、~に遅れる。

To be continued‥(続きはこちらから)

 

 

 

無生物主語構文1

主語が生物ではない構文のことを、無生物主語構文と言います。直訳すると不自然な日本語になってしまうので、きちんとした日本語に訳せることが重要です。

Example 

1, Ten minutes’ walk brought me to the theater.(10分歩くと映画館に着いた)

2, This song reminds me of my happy childhood.(この音楽を聴くと楽しかった子供時代を思い出す)

3, The news made him happy.(その知らせを聞いて彼は喜んだ)

4, The injury caused her to lose her job.(そのケガのせいで彼女は仕事を失った)

Study 

1,〈無生物主語 bring 人 to 場所〉(~したら人は‥へ着く)

2,〈無生物主語 remind 人 of 事〉(~を見れば人は‥を思い出す)

3,〈無生物主語 make 目的語 形容詞〉(~のために目的語は‥になる)

4,〈無生物主語 cause 目的語 to不定詞〉(~のために目的語は‥せざるをえない)

関連ダイアローグ‥

バック・トゥ・ザ・フューチャー/ダイアローグ1

バック・トゥ・ザ・フューチャー/ダイアローグ4

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー/ダイアローグ1

第一回目の題材は、バック・トゥ・ザ・フューチャーです。

変わり者のドク・ブラウンが造り上げたタイムマシンで過去にタイムトラベルした高校生マーティ。そこで発生したトラブルにより彼自身の未来が消えてしまう危険にさらされ、未来に帰れなくなるというストーリーです。

物語はマーティがドクの自宅を訪問する場面から始まります。

f:id:acmode:20180908001221j:plainDialogue

MARTY: Hey, Doc? Doc! Hello, anybody home? Einstein, come here, boy. What's going on? Oh, God! Oh, Jesus! That's disgusting.(ねぇ、ドク。ドク。こんにちは、誰かいる。アインシュタイン、こっちにおいで。どうしたんだろう。うんざりする)

DOC: Marty, is that you? (マーティ、君なのか)

MARTY: Hey, hey, Doc! Where are you?(ねぇ、ねぇ、ドク。どこにいるの)

DOC: I'm glad I found you. Listen, can you meet me at Twin Pines Mall tonight at one fifteen? I've made a major breakthrough and I'll need your assistance.(見つかってよかった。聞いて欲しいんだ、今夜1時15分にツイン・パインズ・モールで会えないか。大発見をしたんだが、君の助けが必要で)

MARTY: Wait, wait a minute. One fifteen in the morning?(待って、ちょっと待って。夜中の1時15分)

DOC: Yeah.(そうだ)

MARTY: What's goin' on? Where've you been all week?(どういうこと。一週間どこにいたの。)

DOC: Working.(仕事さ。)

MARTY: Where's Einstein? Is he with you? アインシュタインはどこ。一緒にいるの。)

DOC: Yeah, he's right here.(ああ、ここにいる)

MARTY: You know, Doc, you left your equipment on all week.(あのね、ドク、一週間ずっと装置の電源が入りっぱなしだよ)

DOC: My equipment? That reminds me, Marty You had better not hook up to the amplifier. There's a slight possibility of overload.(私の装置。思い出した、マーティ。アンプに接続しちゃダメだ。もしかするとオーバーロードするかもしれない)

MARTY: Yeah. l'll keep that in mind.(分かった、覚えておくよ)

Vocabulary

disgusting むかつくような major ものすごい breakthrough 新発見 boy ここでは少年という意味ではなく、動物への呼びかけとして使われている equipment 装置 hook up to ~に接続する amplifier アンプ overload オーバーロード

Study

I'm glad I found you. be glad that〜で、〜で嬉しい、の意味。詳細はこちらへ。

in the morning? 午前1時15分なので、in the morningになる。

you left your equipment on all week. Leave onで付けっ放しにしておく。cf.)I leave a light on at night. (夜は灯りを点けたままにしておく)

That reminds me, 無生物主語 remind 人 of 事で、~を見れば人は‥を思い出す。Thatはマーティが述べたことを指す。cf.)This picture reminds me of my childhood. (この写真を見ると子供時代を思い出す)。詳細はこちらへ。

You had better not hook up to the amplifier. had better+動詞の原型で、~した方がいい。否定形はhad better notという語順になる。詳細はこちらへ。

To be continued‥(続きはこちらから)

 

 

 

はしがき

今、多くの企業がTOEICのスコアを昇進の条件にしており、それに伴い、書店にはTOEICの参考書が山のように積まれるようになりました。しかし、勉強を始めるにあたって、何から手を出せばよいのか分からないという初心者の方も多いのではないでしょうか。特にTOEICの問題集は、ある程度英語を理解していることを前提に作られていることが多く、したがって、問題の解答を読んでも理解ができないという状況に陥ってしまいます。TOEIC対策の問題集に手をつける前に、少なくとも中高レベルの基礎的な文法を身につける必要があります。

また、最近ではテレビ電話を使ったオンライン英会話が人気ですが、講師の方々が外国人で日本語が話せず、文法がしっかり学べないという方も多いと思います。とにかく話す、という姿勢も大事ですが、効果的に英語を学ぶには、やはり、英語の基本的ルールである英文法を習得する必要があります。

そこで、当ブログでは多くの方に馴染みのある映画のスクリプト(台本)を使用して、分かりやすく文法を説明していきます。そもそも、ほとんどの方は学生時代を通して英文法を一通り学習しています。よって、生の英語に触れていく中で、過去に習った文法を感覚的に思い出し、また、映画という娯楽作品を活用することで、楽しんで学習することができます。